優しさ12mg

筆達者の口下手がお送りする若干のキモさを孕んだ日常の記録

「私のノウミソは止まってしまったんです」

 私のノウミソは止まってしまったんです。

 朝もやが包み、まるで空が近づき雲が降りてきたかのような街の中を見渡しているとき、私のノウミソは確実に止まってしまったんです。それは、滞留する雲のように。ただただ視野を狭める水の粒のように。

 何を思っても心は動かされません。もう歯車がはじけ飛んでしまったのです。きっと、直すことはできない、致命傷です。

 そのままベランダを後にし私は珈琲を飲むことにしました。気のせいだと思いたかったのかもしれません。試しにテレビを点けてみました。

 私は恐らくよく笑い、他愛のないことに怒り、些細なことを悲しむ。そんな人間だったように認識しています。わからないんです、どこでボタンを掛け違えたのか。

 テレビの中では今朝のニュースが流れています。どこのチャンネルを回しても、隣国の不況や先日の猟奇的な殺人事件、政治家の不祥事。私は何も感じません。そこに横たわるのは「あぁ、そう」という妙にスカした、冷静すぎる、言われたらドキッとするような文字列。

 ノウミソは本当に止まってしまったのだ。私はテレビを見ながら確信しました。

 かといって何か困るようなことも浮かばなく、そのまま生活を続けることにしました。ノウミソが止まっていたって、実際生活はできます。

 何は無くとも、生きていればそれでいいんだ。そう思いました。

 本当に、それで良いのでしょうか。

 生きていて、良いのでしょうか。

 途端に何かに押され出る鉄砲玉のように私は走り出しました。

 ベランダに向かって真っ直ぐ。

 生きていて、良いのでしょうか。

 取り付かれたようにベランダから下を見下ろしました。

 生きていて、良いのでしょうか。

 生きていて、良いのでしょうか。

 

 そうだ、私は――。

 

 私のノウミソは止まってしまったのです。

 そう言ってハハハと笑えていれば良かったのに。

 止めてください。蛇足のような余計なことばかりを考える私のノウミソを。

 死にたくても死に切れないこの意気地なしなノウミソを。

 もう。

 

 

***************************

 

はい。

書くことに困ったので唐突に掌編小説を書いてしまったぜ!

私は元気だぜ!

今日は男友達ACとようつべ見て大爆笑だったから大丈夫だぜ!

 

読んでくださりありがとうございました。にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ

 

広告を非表示にする