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優しさ12mg

筆達者の口下手がお送りする若干のキモさを孕んだ日常の記録

優しい世界で生きてきた

未分類
社会に適応するには口と頭を使って言語を操らないといけない。
私は絶対的に口で言語を扱うのが苦手だ。
その場に合った言語が何かわからないという点では、頭も弱いと思う。
正確には、口を使うための言語を操る頭が弱いんだろう。
ブログやツイッターではするすると言語を紡ぐことができるのに、
ひとたび口で何かを言おうとすると脳が止まる。
言葉はちょこちょこと浮かぶけれど、
それが今の場面に適しているのかわからず考えているうちに人々は去っていく。

何故そんなことを思ったのかというと、昨日の仕事の休憩時。
私は二言三言しか喋ることができなかった。
周りは私の話など興味ないという風でどんどん私の言葉を通り過ぎていく。
会話に混ざろうと頑張ってはみたもののいかんせん内輪で盛り上がっていて
首を突っ込んではスルーされを繰り返した。
もう黙っていたほうがいいんだろうと黙っていると、
最後のほうで上司が話しかけてくれた。
でも、その顔は腫れ物に触るかのように引きつっていた。
会話を交わしたが、上司は私の話がつまらないのか適度に相槌を打って、
キャッチボールにすらならなかった。
なんとかボールを返して欲しくて口を動かしてみたものの、
上司は適度に相槌を打つだけだった。引きつった顔で。
私は哀れまれたんだと気付くのに時間はかからなかった。

誰も私に興味などない。
興味を引ける話題も持っていない。
興味を引ける魅力も持っていない。
そのことを痛感した。

人員不足だったから”経験者”だと迎え入れられただけで、
この職場は誰も”私”に興味などない。
口を操れない人間に用事などないのだ。

世の中では当たり前のことなんだと思うが、
世間から隔離された「B型作業所」で優しい世界に浸かっていたせいか
その現実は重くのしかかった。
生きてきた世界が違いすぎるのだ。

友人が相談員に投げられた一言を励みに今日も行こうと思っているが。
「職場には貴女みたいな人がいてもいいのよ」
なるほどがんばる。