優しさ12mg

筆達者の口下手がお送りする若干のキモさを孕んだ日常の記録

NHKにようこそ!(漫画)感想

NHK

なんだろう……。
今日届いてそのまま全巻読破してしまった。
10年ぶりに再読したから内容忘れてて普通に新鮮に読めた。


NHKにようこそ!」読んでて辛かったけど名言だらけだったよ。

四郎が強い(つよい)。



人は誰しも誰かを見下して生きていたいのかも知れない。
少なくとも私は誰かを見下さないと自分の足元がわからなくなると思う。
所詮そんなもんなんだよな。

誰かを見下して安心感を得たい中原岬は、極端だけどとても人間臭かった。

愛すべきバカ達の話って言ってしまえばそれまでだけど。
愛されたいけど愛し方もわからないし、愛がわからないから怖い。
何かを好きになりたいけど、本気で好きになって失って傷つくのが怖い。
自己防衛のために頑張って生きてきたけど、出来上がったのは
分厚い虚構で出来上がった中身はスカスカで弱い自分だけだったっていう。
よくある話だよね。

でもよくある話だからこそ、すごい共感してしまった。
私もスカスカ人間だから。
何かを本気で好きになれないから。
何かを好きになってもソレを心のどこかで疑っているから。

どうして手放しで何かを好きになれないんだろう。
周りと圧倒的に感じる違和感。
いつも自分には「好き」が足りない。
何をしても何を思っても中途半端。
そんな自分が最近目を背けてきたことにスーっとメスを入れられた感覚。

そんな漫画だった。
久しぶりに自分の中の黒いものを見せられた気がする。
そのくらいこの漫画の中に自分の姿を投影してしまったよ。

その結果何が得られたかというと結末からは得られなかったなぁ。

私はこのドラッグのような気持ちいい落ち込みを得られただけでも結構満足。
いい漫画だった。







今日「この世界の片隅に」も見たけども、アレもよかったなぁ。
でも今日は「NHKにようこそ!」が全部持っていってしまった……。



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