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優しさ12mg

筆達者の口下手がお送りする若干のキモさを孕んだ日常の記録

「君の膵臓をたべたい」感想

未分類
君の膵臓をたべたい住野よる


読了した私です。




久しぶりに本を読んで号泣した。
『タイトルの意味を知ったとき、涙する』と帯に表記されていた。
まんまとかかりましたーーーーーーーwwwwww


綺麗な装丁とちょっとギョッとするタイトルに惹かれていたんだけど、
買って読みきれなかったらやだなという私にありがちな思想で避けていた。
しかし10月末に図書カードをプレゼントされたことをきっかけに手を出してみた。



いやーすごいよね。
冒頭から濃くて読む手が止まらなかったね。
結局今日半日かけて読み切ってしまった。
主人公と桜良の関係性がムズムズしつつも心地よくて。
そして二人のキャラクターや掛け合いがいちいち濃くて面白い。

主人公が徐々に桜良に心を開いて変わっていく様が読みながらわかったのもすごい。



ツイッターのフォロワーさんにこの本「最初からクライマックス」って言われたけど、
本当ソレだなと思った。

なんかさ、うまく言う自信はないんだけどある種の完成をしている作品って、
冒頭から隙がなくて、本当に「最初からクライマックス」を後から感じるのね。



人と関わることの面白さ、辛さ、人と関わるから見える自分。
人と距離を置いて自分を見つめるから見える自分。
どっちが正しいとかじゃなくてそういうのバランスよく保ててる人って中々いないよね。
この物語に出てきた二人は、対極だから二人でバランスを取ってたようにも見えた。
愛とか恋とかじゃないのよね。
やべぇ、やべぇ(語彙力の欠如)。

愛とか恋とかじゃない男女の関係の可能性について物語にしたいと常日頃考えてる私。
この本にはそういった関係性のひとつのあり方を提示されて「やられた」という感じ。
勉強になります。面白かったです。


久しぶりに「本を読み終えるのが惜しい症候群」になってしまったよ。
この物語の空間から出たくないよぉってなった。
それほど心地よく読みやすく、登場人物ひとりひとりが愛おしい、素晴らしい作品でした。





ごっつぁん!